校長から
私が始め学校を創ろうと思ったのは、日本人の方々に海外の事をもっと知ってもらいたい、日本を活気づけたい、そんな思いからでした。
私は25歳の時、自分の生き方を見直す為、海外に出ることにしました。カナダ、アメリカ、イギリス、オーストラリア、他にも二十数ヶ国を旅しました。
その中で、自分自信を見直すキーポイントとなったのが英語でした。
英語を通して文化や他国の人の考え方に触れることにより、今までに無かった視点で自分や日本という国を観ることができるようになりました。
以前の私は疑問にも思いもしなかったことも、比べるものを持つことにより、自然と疑問に思うようになりました。
その中の一つに「日本人のアイデンティティ」があります。
今このアイデンティティが大きく変わりつつある中、これからどのように、次世代を生きる方々に日本国を拓せるのか。
IOTの発達につれグローバリズムも加速し、大手日本企業が海外企業に買収されることが後を絶たないそんな中、私たちは視点を少し外に向ける必要があるように思います。
外国にもいろいろな国があると思いますが、国が変われば法律、宗教、文化、環境が大きく異なります。即ち、思考が違うということです。
その双方の溝を埋めることのできるのは、言葉だと思います。コミニケーションなくして、物事は成り立たたないのと同じように、その溝こそもコミュニケーションがあってこそ埋まるものだと思います。
そこに一つの鍵となるものがあるようにも思います。
英語は世界の公用語とも言われおり、世界で一番広く使わてれいる言語です。
旅をしている最中、言葉を掛けられる時は、十中八九英語でした。
そんなことからも英語は公用語だと実感しました。
私はこの先グローバル化が進み、日本がダイバーシティーに近づいた時、日本人が日本人として日本の文化や倫理観、アイデンティティを次の世代の日本人に繋いでいくには、ただ他国を拒む社会を推奨するのではなく、他国とのコミニケーションを持ち、日本が日本のアイデンティティと共に共存していく社会を作っていくことだと思います。
神武天皇が東上し奈良で即位される際に言われた「八紘を掩ひて宇と為する亦可からずや」これに由来した言葉に八紘一宇と言う言葉があります。
この言葉は「世界が一家のように睦あうこと」と言う意味が込められています。
これこそ日本の和、アイデンティティではないのでしょうか。それでこそ、この先も日本は進歩していけるのだと和多志は思います。
当校の名前のAspireとは「大志を抱く」「熱望する」という意味です。
多くの夢や目標に向かう方に、志と共に夢に向かっていただけるようにと名付けました。
とは言っても夢がない人もいるでしょう。
私は夢がありませんでしたから。
夢はいつかやってくる、そのように考えず、夢がないなら、夢を作りに行ったらいいのではないでしょうか。
英語はそのための一つのツールになるかもしれませんね。
語学学校を通して、皆様にお会い出来ることを心よりお待ちしております。
平成29年7月17日